甲辰年(きのえたつ)2024年 龍神が動く年
甲(きのえ)
十干(じっかん)の中で最初に位置する干支(えと)
干支は十二支(じゅうにし)と組み合わさって六十干支として表現されます。
甲は陽の性質を持ち、陽木(ようぼく)に分類されます。
五行説においては、甲は木に対応しており、木の特性や象徴的な意味合いを持っています。
木は成長と活力を象徴し、自然の中で生命力を表す要素とされています。
甲が表す木は、新しい始まりや成長、柔軟性、創造性などと関連付けられます。
干支においては、甲は十二支の最初であり、十干の中でも最初の位置にあります。
六十干支の周期で60年ごとに繰り返され、次に甲が現れるのは60年後となります。
この周期性は、歴史や暦の計算などにおいて利用されてきました。
甲辰年や甲子年など、年号や干支は日本の歴史や文化においても重要な役割を果たしています。
辰年(たつどし)
十二支の一つで、干支の中で五番目に位置します。
辰は陽の性質を持つ干支であり、陽土(ようど)に分類されます。
辰の象徴的な動物は龍(りゅう)で、日本の伝統的な文化や信仰において神聖視される存在とされています。
五行説においては、辰は土に対応しており、土は安定感や信頼性を象徴します。
辰年は土の特性を反映して、着実な成長や安定した経済、堅実な計画の実行などと結びつけられることがあります。
辰年は十二支の中でも特に重要で、干支のサイクルで12年ごとに繰り返されます。
辰年は龍の年とも呼ばれ、龍は古くから幸運や神聖な存在とされ、様々な伝説や物語に登場します。
辰年の特別な意味合いは、文化や風習においても表れ、祭りや行事などで慶事の象徴とされています。
辰年の干支は、日本の年号や干支占いなどにも影響を与え、人々の生活に深く根ざした要素となっています。
水などでも利用され、人々の生活に影響を与えてきました。
中国の龍
古代の中国文化において非常に重要で神聖な存在とされています。
龍は力強く、神秘的で、天上の存在と見なされています。
中国の龍は他の文化と異なる。
吉祥や繁栄、権威といった良い意味合いが強調されています。
龍は天と地を結ぶ存在とされ、天の神聖な力を象徴しています。
また水と関連づけられ、水の神秘的な力を制御することができるとされています。
そのため、雨をもたらし農業に恵みをもたらす存在とも考えられています。
中国の伝説や神話においては、龍は時折英雄や聖者との関わりが描かれ、国家や王朝の守護者とも見なされてきました。
皇帝は「龍の子」とも呼ばれ、龍が象徴する権威や尊厳は、中国の王権の象徴として重要視されました。
一方で、龍は善悪を問わず神聖視され、悪い行いをした者に対しては罰を与える存在ともされています。
龍のイメージは、風水や干支占いなどの伝統的な文化にも影響を与え、各種の行事や祭りで龍舞が行われ、縁起を担ぐ要素として広く受け入れられています。
日本の龍神信仰
多くの神社で龍の神様が祀られています。
水を操る龍ですが海や川にも由来があると考えられています。
我々の人知では押し計れない架空の生き物である龍はまだ、節分までは眠っていると言われています。
スピリチュアルな世界では、暦の上の立春にはいよいよ龍が目覚めると言われています。
すでに、この変化の予兆は表れていますが龍の神々の助けも借りてこの激動の時代をぜひ乗り切って行きたいなと切に願います。
この自然や地球は多くの愛情を持って我々人間や動植物を育んでくれています。
様々な地殻変動や自然の変化変遷はこの地球の時間では当たり前に繰り返されてきた事ですね。