色と波動とスピリチュアル
目次
色は物理的には光の波長により決まる
光は電磁波の一種で、人間の目に見える範囲(可視光)は、だいたい380nm~780nm(ナノメートル)の波長を持つ光です。
色 | 波長(目安) |
紫 | 380~450nm |
青 | 450~495nm |
緑 | 495~570nm |
黄 | 570~590nm |
橙 | 590~620nm |
赤 | 620~780nm |
それぞれの色は、異なる波長とエネルギーを持っており、その「波動」が私たちの感覚や心理、生体反応に影響を与えると考えられています。
色は単なる視覚情報以上に、感情やエネルギーに働きかける「波動」としての側面も持ちます。
「カラーセラピー」について

色 | 心理的・エネルギー的意味 |
赤 | 情熱、活力、生命力を高める波動 |
青 | 冷静、安定、リラックスさせる波動 |
緑 | 調和、癒し、バランスの波動 |
黄 | 明るさ、知性、希望の波動 |
紫 | 直感、霊性、神秘的な波動 |
白 | 浄化、無垢、すべての色を含む波動 |
黒 | 吸収、保護、静寂の波動 |
東洋思想やスピリチュアルでの「波動」としての色
日本や東洋思想でも「波動」という概念は存在しており、たとえば氣(気)やチャクラと結びつけられることがあります。
色の波動は、各チャクラに対応していて、それぞれの部位や精神状態を整える助けになるとされています。

赤 → 第1チャクラ(根/安定)
オレンジ → 第2チャクラ(感情/創造性)
黄 → 第3チャクラ(意志/自己)
緑 → 第4チャクラ(愛/癒し)
青 → 第5チャクラ(表現/真実)
藍 → 第6チャクラ(直感)
紫 → 第7チャクラ(霊性)
白と黒について
今回は、白と黒の二色についてスピリチュアルな観点からの考察をしてみたいと思います。
ちなみに白と黒の服は結婚式や葬儀などケジメのイベント事の時に日本ではよく着用されます。
又、モノトーンはオシャレな服という代名になるぐらい都会的な雰囲気を醸し出ファッションでもあります。
白色のスピリチュアルな効果
白はとても特別な色で、スピリチュアルな世界でも「浄化」や「神聖さ」を象徴する色として、古今東西で重んじられてきました。
心がざわついているとき、白い服を着ることで気持ちを整える手助けになります。
空間に白を取り入れるとき。

部屋のカーテンや小物を白にすることで、空間全体をクリアにし、ポジティブなエネルギーが入りやすくなります。
瞑想中に白い光をイメージすることではとても効果的です。
日本文化と白のスピリチュアルな関係
神道では「白」は神聖な色として、神職の衣やしめ縄などに用いられています。
また、禅の世界でも「無垢・無我・空」といった教えと結びつき、白の持つ「無限の可能性」が重視されます。
黒い色スピリチュアルな効果
黒は、時に「怖い」「重い」というイメージを持たれることもありますが、実はとても奥深くて力強いスピリチュアルな色です。
黒を日常に活かす方法として、
黒い服でエネルギーを閉じる方法
他人の影響を受けやすいと感じる日は、黒い服を着るとエネルギー的なバリアになります。
黒い石(オニキス、黒曜石など)を持つ

スピリチュアルでは「プロテクションストーン」と呼ばれ、邪気払いに使われます。
静かな時間を過ごす空間に黒を使うとよい。
瞑想や深い内省をしたい場所に、黒のインテリアやアイテムを取り入れると集中力が増します。
日本文化と黒の象徴性
武士の「黒い鎧」や「黒漆の刀の鞘」は、威厳・防御・強さの象徴でした。
書道でも墨(黒)は、内面の精神性を表現する手段です。
仏教では黒は「煩悩を焼き尽くした無我の境地」や「夜明け前の深い闇」としても語られます。
黒は「終わり」と「始まり」が共に宿る神秘的な色。
敬意を持って接すると、心を静かに整え、芯の強さを思い出させてくれる存在です。