ストレスとリラックス (クロノスの時間とカイノスの時間)
目次
時間には2つがある
時間とは、時と場合によって長く感じたり短く感じたりしませんか?
楽しい事や集中した時、試験前や締め切り前は「あっと!」いうまに時間が過ぎていきます。
しかし、退屈な時や何かを待ち焦がれている時は全くと言って良いほど時計の針が進みませんね。
時間とは、クロノスの時間とカイロスの時間の概念があると言われています。
ギリシャ神話に出てくる人物の名前からとっています。
今回は、この2つの時間のことを今回は取り上げてみましょう!
クロノスの時間 /カイロスの時間
クロノスの時間とは、社会的なルールに縛られた時間の認識で現在我々が使っている時間のことを指します。
例えば何歳といった年齢軸で判断する時のことを言います。
しかし、現代社会においては段々とクロノスの時間の概念が噛み合わなくなってきているようです。
例えば、小さな子供のお話しができるのは3、4歳ぐらいという定義は、クロノスの時間による判断です。
もしも、この年齢で言葉が出なければ一人一人の子供の本来の時間軸とは別に親は心配が始まってしまいます。
言葉が出ない子供は、本当はカイロスの時間によって生きています。
その他の器官が発達や成長した後に言葉を発するとプログラムされている可能性があります。
クロノスの時間を鵜呑みにして、先走りしたばかりに子供や親御さんを傷つけてしまう事にもなりかねません。
また、結婚なんかの適齢期という概念もそうです。
周囲がもうそろそろ良い年だからと焦り始めたら、本人も妥協して結婚するかも知れません。
カイロスの時間軸に合っていなければ、後々は性格の不一致などで別れるといった結末が出てくるかも知れません。
自然な流れである時間はカイロスの時間軸
そこを理解していれば無理せず本来の自然な流れの出会いが待っているかも知れません。
このように、現代人は何歳までにはこうなって、ああなってとメトロノームの時間であるクロノスを中心に生きざるを得ない環境に生きています。
これは、年をとっても一緒です。
「もう良い年だから諦めた方が良い!」と周りに言われる固定概念もナンセンスな事です。
幾つになってもその人の中から自然に湧き上がってくる情熱があれば様々なチャレンジは必要な事なのです。
それがカイノスの時間かも知れませんから・・・。
これからの風の時代は多様性の時代でありカイロスの時間
昨今、カイロスの時間で生きる時代がやってきているなと私は思います。
学校に行くのも幾つだから良いとか悪いとかでなく、その人の中から湧き上がってきた思いがあればその時かも知れませんし、結婚や育児もそうです。
カイロスの時間で自然な流れがやってきた時がそのときでしょう。
時間に対する認識がカイロスの時間に変化すれば、学校に行かない子供や、働けないニートの人、適齢期を逃した恋愛や結婚、人生のチャレンジするのを諦めた老人・・・など自分の人生の選択肢が大きく変化すると私は考えます。
そもそもが、時間の概念が統一的なクロノスだった現代社会はもう限界と終焉を迎えているようです。
色々な価値観の人が現れていますから。
クロノスの時間では、人も社会も管理しやすかったのが今までの時代かも知れませんね。
しかし、これからの時代は本来の自然な流れの時間軸カイロスに回帰する時がやってきたと考えます。
人間ファーストのより良い社会がこれからは必要とされているみたいですから。
もしも、これからの時間の概念がカイロスという個々人の自然なリズムで生きれる時代がやってきたなら、本当の意味で自分らしくオンリーワンの自分をもっと愛しそして、この世の不協和音は無くなると感じます。
人はこの宇宙に同調しそれぞれの一人ひとりが慈しみ合いながら暮らしていけるハーモニーのある日々を生きれるのではないかなと私は信じています。
ゆっくりした時間(カイロス時間)
ゆっくりした時間を取り戻すことは、急速な現代社会において心と身体の健康を取り戻す重要な手段である。
ゆっくりとした時間は、生活の喧騒から解放され、心の余裕を取り戻す貴重な瞬間である。
この時間は自己ケアやリラックスに充てられ、ストレスや疲労から解放される
。また、自分の感情や思考に向き合い、内面を深く理解する機会となる。ゆったりと流れる時間は、創造性や発想の広がりに寄与し、新たなアイディアや視点を生み出す源となる。
人間関係においても、ゆっくりと過ごすことで深いコミュニケーションが生まれ、絆が深まる。
また、身体的なリフレッシュが促進され、健康に対する意識が向上する。
ゆっくりとした時間を取り戻すことは、バランスのとれた人間関係や充実感ある生活を築く上で欠かせない要素であり、緊張と疲労から解放され、心地よい生活を追求する鍵となる。
海の亀
穏やかな波にゆられながら、時間の流れを感じている。
浜辺に打ち寄せる波の音が、亀にとっては穏やかな lullaby(子守唄)のようだ。
亀は年輪のような模様が刻まれた甲羅を持ち、それは一つ一つが過ぎ去った年月を物語っている。
亀はゆっくりとした動きで、時折目を閉じ、深い海の中で過ごす時間を感じている。
海の中は様々な生命で満ち溢れ、亀はその中で一瞬の美しい瞬間を見逃さない。
の魚たちが、珊瑚礁が舞い踊るような光景が広がっている。
太陽は空から優雅に光を差し込み、水面が輝いている。
亀はその美しい光景を見上げ、自然の中での平和な瞬間に感謝の気持ちを抱く。
時間は亀にとってゆっくりと流れ、季節が変わるにつれても変わらず、亀の穏やかな生活が続いていく。
こんな海亀に波長を合わせて泳ぐツアーが流行っているという。
やはり、原始時代の海の生物だった名残かもしれません。